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また肉離れを起こしてしまいました。 [山登り]

連日盛大な寒波が押し寄せ、太平洋側でも、今年の二月のような雪に見舞われているような事態となっています。
日本海側の状況はさらに深刻で、再び大雪や猛吹雪の来襲があるとのこと。
今シーズンは暖冬なのではないかとの長期予報がありましたが、少なくともこのところの気候に鑑みれば到底信じられません。
今日は冬至ですが、19年に一度という、新月と冬至が重なった「朔旦冬至」なのだそうです。
冬至は一年で一番陽が短くなる時ですし、新月は月の光が完全にさえぎられているわけですから、つまりは太陽と月の光の「どん底」ということなのでしょうか。
しかし、裏を返せば太陽と月が同時に復活に向けたスタートを切る日なのであって、その意味からすれば最も希望に満ちた日、ともいえるわけでしょう。

この週末、鹿児島の開聞岳に登ってきました。

九州の山仲間から誘われて、もう、二月以上前に計画されていたものです。
そのあと、家内の入院・手術が入ったので、さすがにキャンセルしようと思ったのですが、当の家内が(私の落ち込み方が酷かったせいでしょう)「そのころにはかなり落ち着いているはずだし、土日二日間のことだから、是非とも行ってらっしゃい。このところストレスで相当落ち込んでいるから、きっと気晴らしになる」といってくれたのでした。
それでも散々迷ったのですが、行くのをやめにして家内の見舞いに来て、鬱々とした気分でいたのでは、却ってよろしくないのではないかと思い直し、家内には申し訳ないことですけれども、出かけたのでした。
開聞岳に登るのは土曜日の予定で、天気予報では雨。
前泊した鹿児島では、早朝の内はかなりの雨が降っていましたが、8時過ぎにはだいぶ小雨となったので、希望を抱きつつ出発。
指宿方面に向かううちに、空はだいぶ明るくなってきて、所々に青空も見え始めました。池田湖のあたりから眺める開聞岳の秀麗な三角錐、山頂には時折雲がかかるものの、相変わらずの見事さです。
しかし、何度見ても美しい三角錐だなと、改めて実感しました。

さて、今回の山行を躊躇した理由はもう一つありました。

先日もご報告したのですが、右足の人差し指と中指を痛めてしまい、踏みしめたりするとまだ痛みが走る状況が続いています。
平地では今のところほとんど問題はありませんが、果たして山の中ではどうか。ちょっと不安もあったのでした。
しかし、目の前に目的の山があって、それを登らないなどという選択肢は私にはありません。
ふれあい公園で身支度を整え、ゆっくりしたペースではありますが、快調に登ります。

5合目に着くと眺望が広がります。
kaimon02.jpg

私がこの山に登るのは15年ぶりくらいですが、5合目にはベンチのほかに立派なデッキができていました。確か15年前にはなかったものです。

このあたりから傾斜もきつくなり、風も強くなってきました。
鹿児島の南端の山とはいえ、さすがにこの時期です、かいた汗も冷えるような寒さです。
断続的にガスがかかるようになり、展望も望めなくなりました。
危険な個所はほとんどありませんが、それでも火山活動によってできた山ですから登るにつれて岩場が出てきます。
ときおり残置ロープなども出てきますが、大したことはありません。それでもやはり右足の指先の違和感は拭い去れず、かばって歩いているせいでしょうか、時折バランスを崩しそうになりました。

ふれあい公園の登山口から、概ね2時間で山頂に到着。
kaimon01.jpg

風はさらに強くなってきましたので、風を避け、みんなで固まって昼食をとりました。
時折雲が切れた、この山特有の広闊な展望が広がります。
正に息を飲む想いです。
鳥居と山名表示用の柱のほかには何の人工物もない好ましい山頂は、以前のままでした。

もう少し展望が開けないかなと、昼食後もしばらく粘ったのですが、さすがに寒くなってきましたので下山にかかります。

登りは何とか問題なくきたのですが、やはり下りでは足先の不安があって、ちょっとした岩場の下りでも足の置き場を探してしまいます。
快調な時であれば、そのまま飛び跳ねて走り降りたであろう場所も、(雨とガスで岩が濡れていたせいもあって)そろりそろりと足を置く始末。
右足をかばいながら降りているので、登りよりもさらにバランスを崩しやすく、左足にも余計な力がかかります。
なんだか自分の体ではないような嫌な感じで、あまりの不甲斐なさにイラついてしまうほどでした。

4合目を過ぎたあたりでしょうか、火山独特の礫岩の道を下っていて、ちょっとすべりバランスを崩してしまいました。
転ぶようなことはありませんでしたが、両足の太ももの内側に痙攣のような痛みが走りました。
寒いときに太ももに痙攣が走ることは、あまり珍しいことでもなく、私も何度か経験していましたので、イテテなどといいつつ、いつも通り筋を延ばしてなだめます。
右足の方はすぐに回復しましたが、左足の方は違和感が残ったまま。
しかし、ここからは緩やかな道ですから、それほどの困難もなく登山口に戻りました。

取りあえず無事に登れてよかったと安堵し、山仲間からも「良かったね」と声をかけてもらいつつ、近くの温泉に向かいました。
指宿の温泉はナトリウム塩化物泉で、鉄分も混じっているのでしょうか、赤みがかった泉温80度を超す泉質です。
やれやれと穿いていたズボンを脱ごうとしたら、右足太ももの内側に痙攣したような痛みが走りました。
どうやら、先ほど山道で足を滑らしたときに肉離れを起こしたようです。
9月に、右足の脹脛の肉離れを経験しており、肉離れは癖になると聞いていたので注意をしていたのですが、やってしまいました。
脹脛とは違い、歩くのにそれほどの困難はありませんが、膝の曲げ伸ばしが非常に辛くて、ズボンや靴下を履いたり脱いだりするのが厳しく感じます。

久しぶりの山登り。それも家内に背中を押されて出かけてきたのに、ここでまたまた肉離れとはなんという展開かと舌打ちをしてしまいました。

そんなこともあり、日曜日にも近くの山に登る予定だったのを変更し、「フラワーパークかごしま」に出かけることになりました。
山仲間の皆さんには誠に申し訳ないことですが、「我々はいつでもこれるから」と慰めてもらいました。
冬の時期ですから、それほど花に期待もしていませんでしたが、季節がらシクラメンやポインセチアなどが最盛期で、水仙の花も咲いていました。
kaimon03.jpg

さらに蝶の館のオオゴマダラは圧巻です。
kaimon04.jpg
こんなにたくさんのオオゴマダラを間近に見ることができるとは思ってもみませんでした。

痛めた足は悲しいものの、いつもと変わらぬ温かな山仲間の思いやりにも勇気づけられ、羽田空港に着いたその足で家内の入院する病院に向かい、肉離れの恥ずかしい顛末も含めて報告をしたところです。
「元気になって帰ってきてくれてよかった」との家内の言葉に、私も救われた気がしています。

ところで、痛めた当日は特に何もなかったのですが、一日経った夜に改めて確認したら、太ももの裏側を中心にものすごい内出血になっていました。
どうやら左太ももの奥の血管を断絶したようです。
9月の脹ら脛のときには内出血はありませんでしたから、今回の方が重傷のようです。
どうやら、またしばらく山登りはお預けになりそうな感じです(^^;
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コメント 24

Hirosuke

それは重症です。
お大事に。
奥様だって体調不良なのに何と優しい。
羨ましい程の夫婦愛です。

by Hirosuke (2014-12-24 09:50) 

シルフ

年の瀬なのに大変ですね。
どうかご自愛ください。開聞岳は薩摩富士って呼ばれる美しい山ですが、登ったことはありません。
by シルフ (2014-12-24 12:37) 

夏炉冬扇

ご養生専一にて。
by 夏炉冬扇 (2014-12-24 18:22) 

ヒロノミンV

 学生時代に青春18きっぷの貧乏旅行によく行ったのですが、開聞岳の雄姿はほれぼれするものでした。
 NHKのグレートトラバースも開聞岳から始まりましたよね。
 お体をどうかご自愛ください。
 私より一回り以上先輩の伊閣蝶さんが、このように九州の名峰を制覇なさるのを拝見して、尊敬の念しか湧いて来ないです。私なら膝が痛くなって登頂すら出来ないと思います。
by ヒロノミンV (2014-12-24 21:18) 

伊閣蝶

hirosukeさん、こんばんは。お見舞いありがとうございます。
思った以上の重傷でちょっとびっくりしました。
取り敢えず、神経や大きな筋肉の断絶はないようですから、三週間くらいで痛みも引くことと思います。
家内の優しさに甘えて山に行き、こんなていたらくで申し訳ない限りですが、家内には心から感謝しています。
by 伊閣蝶 (2014-12-24 22:04) 

伊閣蝶

シルフさん、こんばんは。お見舞いありがとうございます。
全く年の瀬だというのに情けない限りです。
開聞岳は実に美しい山です。特に長崎鼻から眺めると「薩摩富士」の別名も納得させられます。
by 伊閣蝶 (2014-12-24 22:06) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんばんは。お見舞いありがとうございます。
しばらくは大人しくしているつもりです。

by 伊閣蝶 (2014-12-24 22:07) 

伊閣蝶

ヒロノミンVさん、こんばんは。お見舞いありがとうございます。
青春18きっぷ、懐かしいですね。私も随分お世話になりました。
指宿の方にもお出かけになったのですね。仰る通り開聞岳はほれぼれするような美しい姿をしております。
九州の山は、ちょうど15年前、熊本に単身赴任をしていたころ精力的に登り、それが縁で定期的に出かけるようになった次第です。
しかし、さすがにガタが来ているのか、今回のような情けないことになりました。
しばらく養生をして、きちんと体をケアしたいと思います。

by 伊閣蝶 (2014-12-24 22:17) 

tochimochi

>寒いときに太ももに痙攣が走ること
私も何度か経験があります、屈伸して誤魔化しながら歩いているうちに治ってしまいましたが・・・。
しかし肉離れとは大変ですね、しかも内出血まで・・・。
奥様のこと、足指のこと、さらに濡れた岩場と悪条件が重なったのでしょうね。
完治するまで時間がかかるでしょうが、辛抱強く治療に専念してください。

by tochimochi (2014-12-24 22:34) 

伊閣蝶

tochimochiさん、こんばんは。お見舞いありがとうございます。
仰る通り、痙攣は私も何度も経験していますので、縮まった筋肉をのばすと治り、そのまま大丈夫、という感じでした。
前にも書きましたが、肉離れになったのは今年初めてで、最初はその痙攣と同様の痛みで甘く見たのがまずかったと思います。
内出血がなければそんなに気にはしなかったのですが、さすがに病院に行きました。
やはり三週間くらいは大人しくしろとのこと。辛抱強く治したいと思います。
by 伊閣蝶 (2014-12-24 22:44) 

まき

☆山登りがお預けとは残念ですね。。。まだ春や秋の気候がいい時じゃなかったことを幸いと思わなきゃ!ですね(#^.^#)
お大事になさってくださいね(^_-)-☆
せっかくの昼食の時に寒いとちょっとガッカリしてしまいますね(~_~;)私も記憶に残る寒さが2回ありますが おにぎりもカチコチになっちゃっていましたよ (照)
by まき (2014-12-24 23:59) 

伊閣蝶

まきさん、こんばんは。お見舞い、ありがとうございます。
仰る通り、春や秋の一番いい時期ではなかったことが幸いだと思います。
ただ、山屋というのは困ったもので、実は冬山が一番好きだったりするので、この辺にちょっと無念の想いが残ったりするのですが(^^;
それにしても、おにぎりコチコチは大変でしたね。
ご飯は水分をたくさん含んでいますから、寒冷地では保温に気をつける必要があります。昔は腹巻きの中に入れて体に巻き付けていたりしたものですが。

by 伊閣蝶 (2014-12-25 23:52) 

Cecilia

お久しぶりです。
ブログから離れている間に大変な状況になられたとのことで驚いています。
奥様のことが特に心配ですが肉離れも大変ですね。お大事になさってください。
何のご病気かわかりませんが、一日も早く快方に向かわれますようお祈り申し上げます。
by Cecilia (2014-12-26 09:32) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
いろいろとご心配をおかけし、すみません。
おかげさまで家内の方の状況も良好です。
まだ病理検査の結果が分からないことと、今後のケアに注意を払わなければなりませんので、これからが大変だとは思いますが、日々、元気になっていく家内の顔を見るだけでホッとします。
肉離れ(大腿筋断絶)の方は、まだちょっと治まるのには時間がかかりそうです。
by 伊閣蝶 (2014-12-28 15:35) 

水郷楽人

これは大変ですね。ご養生くださいね。
今年もお世話になり有難うございました。来年もよろしくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。良いお年をお迎えくださいね。
by 水郷楽人 (2014-12-30 20:11) 

ぼんぼちぼちぼち

大変な年末となってしまいやしたね。
穏やかな年始をお迎えくださいでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2014-12-30 21:05) 

九子

奥様、本当にお優しいのですね。自分が病床にあって心細かったら、私だったら引き止めてしまうと思います。でも久しぶりにいろいろな嫌な事をすべて忘れられて帰って良かったですね。山国にいながら、山の魅力はいまひとつわからない私ですが、大きなエネルギーを貰って来られたのでしょう。

良いお年を!来年もよろしくお願いします。( ^-^)
by 九子 (2014-12-30 22:19) 

伊閣蝶

水郷楽人さん、こんばんは。
お見舞い、ありがとうございます。
こちらこそ今年も大変お世話になりました。来年もどうぞ相変わらずのご愛顧のほどお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さいませ。
by 伊閣蝶 (2014-12-30 22:36) 

伊閣蝶

ぼんぼちぼちぼちさん、こんばんは。
どうも、単身赴任を終わって自宅に戻ってきてからツキに見放されているようです。
来年こそ、良い年にしたいものです。
by 伊閣蝶 (2014-12-30 22:50) 

伊閣蝶

九子さん、こんばんは。
はい、本当に家内には感謝しております。
私の方がウツ気味になっていたことから、家内にはいらぬ心配をかけてしまったと反省しておりますが、おかげさまで現在のところ経過も良く、元気になっていく様をみて、私も少しずつ元気を取り戻している次第です。
怪我はしてしまいましたが、やはり山の魅力は何ものにも代え難いものがあり、気持ちの上では随分楽になりました。
by 伊閣蝶 (2014-12-30 22:54) 

裏・市長

おはよう!、みなさんおはよう!、
あけまして、おはようございます!。
いつもご訪問いただきまして、
ありがとうございます!。

正月一発目から「冬の嵐!」というような
天候ですが、その後順調に回復して
いらっしゃるでしょうか?。

本年も変わりませず、健やかにお過ごしください。
よろしくかわいがってやって頂ければ幸いです。


by 裏・市長 (2015-01-01 10:00) 

伊閣蝶

裏・市長さん、新年明けましておめでとうございます。
早速の新年ご挨拶のコメント、誠にありがとうございました。
本年も宜しくご愛顧のほど、お願い申し上げます。
こちらこそ、いつもご訪問を賜り嬉しく存じ上げております。

今年の冬、近畿や東海では時ならぬ雪に見舞われて、大変な気候となりました。
何卒、ご自愛を専一にお過ごし下さいますようお祈り申し上げる次第です。



by 伊閣蝶 (2015-01-01 10:45) 

キブシ

以前登山靴のことでコメントさせてもらった者です。
たいへんだったみたいですね。

こちらも11月末に伊豆の山で仲間が動けなくなってしまい、電力会社の人に下まで運んでもらうということがありました。

知り合いが漢方で芍薬甘草湯が効くということを教えてくれました。
これは「岳人」にも出ていて、不思議とよく効くということです。
単純な処方で安全で安価な薬です。
私も万一の時に備えてザックに入れておくようにしました。
どの程度効くのかはわかりませんが、何かの足しになればと思って書き込みしました。

by キブシ (2015-01-04 17:22) 

伊閣蝶

キブシさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
山登りのお仲間のこと、無事に下山できて本当に良かったですね。
ご体調を崩されたのでしょうか。

ところで私の肉離れのこと。
ご教示頂きました処方は全く存じ上げませんでした。
大変有益な情報を誠にありがとうございます。
私も早速試してみたいと思います。

今回のことは、肉離れというよりも筋肉の断絶だったようで、未だに患部にはしこりが残っています。
しかし、だいぶ快復して参りました。あとは無理をしないように気をつけたいと思います。
by 伊閣蝶 (2015-01-08 23:11) 

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